味良し、香り良しで栄養満点の伝統野菜をふんだんに盛り込んだ「南信州まるごと弁当」が長野県南部で2024年に誕生。JR東海が11月に運行した臨時急行「飯田線秘境駅号」の乗客向けに、駅弁として50食作り、天竜村中心部の平岡駅で販売したところ好評だった。活動の中心となっている「南信州伝統野菜協議会」は次回運行時の販売を目指すほか、他のイベントでも提供し、地域の食材を広めたい考えだ。
盛り込んだおかずは▽ていざなす(天竜村)と下條にんにく(下条村)を使った麻婆(マーボー)ナス▽平谷いも(平谷村)などを使ったコロッケ▽清内路(せいないじ)にんにく(阿智村)入りのしいたけの肉巻き▽鶏の十久保(とくぼ)南蛮(天竜村)漬け――など。