山梨県市川三郷町の財政難が影響し、JR身延線・市川大門駅が今年4月から無人駅になることがわかりました。
市川三郷町内にはJR身延線の駅が7か所あり、JR東海は利用客の減少から2012年、7駅すべてを無人駅としました。
しかし地元住民から駅員が必要という声が相次いだことから、市川三郷町は翌2013年、臨時職員を配置し職員が切符を販売する形で市川大門駅を有人化しました。
町によりますと、駅への職員配置には人件費と光熱費で年間700万円かかりますが、JR東海から入る販売手数料は新型コロナによる利用客の減少もあり、年間約200万円にとどまっていました。
累計の赤字は約5000万円にのぼり、市川三郷町は駅への職員配置を続けることは町の財政上困難と判断し、市川大門駅は今年4月から無人駅となります。
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