リネン業者の経営破たんに伴う、山梨県北杜市内の宿泊施設のシーツ不足は概ね解消される見通しです。
その一方で、地元の観光協会は全体像が見えないため、シーツ確保が困難な施設は声を上げてほしいと呼びかけています。
韮崎市のリネン業者の経営破たんに伴い、北杜市内ではペンションを中心におよそ200の宿泊施設でシーツの確保が困難になっています。
このうち北杜市観光協会の大泉支部は、ペンションのオーナーらが4月から週に1度、笛吹市の業者でシーツ類を受け取り、市営駐車場で宿泊施設に配布しています。
シーツを受け取った人は:
何とか営業がGWもできるようになった。
ペンション「ユーリカ」兼田暁オーナー:
越えは水道が止まるとか、電気が止まることと同じ、これが無かったら商売できない。
シーツ確保の問題は、この大泉支部と清里観光振興会が笛吹市のリース業者と契約を結ぶことで、5月中旬以降、直接ペンションなどへの個別配送が可能になるということです。
また小淵沢・長坂・白州地区は静岡県のリース会社と契約を結んだため、北杜市のほぼ全ての宿泊施設でシーツ類を確保できる見通しです。
北杜市観光協会 萩原英二理事:
2、3週間前から心配していたが、ペンション有志の方々のおかげでうまく回転するようになったので一安心。
観光協会は、市内の全ての宿泊施設でこの問題が解決しているか全体像が見えないため、シーツ確保が困難な施設は協会などへの加盟にかかわらず、積極的に声を上げてほしいと呼びかけています。
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