旬の味覚、南部町特産のタケノコが収穫のピークを迎えました。
今週末には4年ぶりに「たけのこまつり」が開催される予定で地元のベテラン農家も開催を心待ちにしています。
タケノコ農家 佐野さん:
若いときは一発で出来たんだけど、何回も何回も(打たないといけない)
山梨県の南に位置する南部町万沢の竹林です。
鍬を器用に扱ってタケノコを収穫しているのは地元のベテラン農家、佐野年康さん(85)と妻・睦子さん(83)です。
睦子さん:大変だよね年康さん:大変ですよ
年康さんの定年退職をきっかけに、夫婦二人三脚で竹林の整備とタケノコの収穫を始めました。
今年は今まさに収穫のピークです。
睦子さん:
いぼが二つくらいある。これも最高です!
南部町特産のタケノコは1年ごとに豊作と不作を繰り返し、今年は不作の裏年…。
佐野さん夫婦の竹林の収穫量は去年(2022年)の約半分に減少しています。しかし丁寧に間伐をしたことと天気に恵まれたことで生育は順調で、長さ約40cm、重さ1kgの質の良いタケノコが採れているということです。
南部町役場前では新型コロナの影響で中止していた「たけのこまつり」が4月16日に4年ぶりに開催されます。
佐野さん夫婦のタケノコも店頭に並びます。佐野年康さん:
人が集まることが楽しいんじゃないかと思います。うちのタケノコをみんなが食べていると思うのはうれしいじゃないですか。美味しいと言われると、尚うれしい。
ベテランのタケノコ農家も久しぶりの祭りの開催を心待ちにしています。