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2021/08/19 ,

サンクトガーレン、今夏とれたての国産ホップ仕込みビール「フレッシュホップIPA」を2021年8月27日(金)より限定発売。収穫後24時間以内のホップを使用

サンクトガーレン、今夏とれたての国産ホップ仕込みビール「フレッシュホップIPA」を2021年8月27日(金)より限定発売。収穫後24時間以内のホップを使用

神奈川県厚木市のクラフトビールメーカー「サンクトガーレン」は今年8月1日に山梨県北杜市で収穫した“かいこがね”ホップを使ったビール「FRESH HOP IPA(フレッシュ ホップ アイピーエー)」を2021年8月27日(金)より数量限定で販売します。https://www.sanktgallenbrewery.com/freshhopIPA/
 

ホップはビールの主原料で、主に香りと苦味のもとになります。通常、ビールに使うホップは夏に収穫したものを長期保存できるように乾燥処理したものです。1年中安定した品質のホップを使うために乾燥処理は欠かせません。しかし、その工程で香りの成分が揮発することも避けられません。 
 
かいこがねホップ

でもこのビールには、何の成分も失われていない摘みたてホップをそのまま使用しています。
とれたてホップを使ったビールは、限られた場所(ビール醸造所とホップ畑の距離が近い)、限られた時期(ホップの収穫時期)しか造れない特別なものです。
 

ホップ畑(約400平米ほどあり、この畑のホップ全てがサンクトガーレン用)

この「FRESH HOP IPA」は山梨県北杜市で8月1日に収穫した“かいこがね”ホップを、すぐ神奈川の工場に持ち帰り醸造したビールです。初回のホップ投入は収穫から24時間以内に行われています。

 

ホップ収穫風景(サンクトガーレン代表取締役の岩本)

かいこがねホップは農林水産省に品種登録された国産ホップの第1号です。漢字で書くと“甲斐黄金”。山梨県北杜市生まれのホップで、昭和初期は市内800軒の農家が栽培していましたが、今ではほんの数軒しか栽培していません。生育段階の一時期に葉が黄金色になることから、この名前がついたと言われています。フローラルな柑橘の香りが特徴です。
 
黄金色の“かいこがね”ホップ

今年は暑さのためにホップの生育・収穫が早まりましたが、1粒1粒がふっくら大きく約140kgの収量がありました。ビールの発売自体も例年より1週間程度早くなっています。
 

FRESH HOP IPAはマッシュホップ(※1)にはじまり、醸造工程で4回のホップ投入、さらに二次発酵中に2回のドライホップ(※2)を施しています。

※1 通常は麦汁の煮沸段階で入れるホップを、その前の麦汁をつくる糖化段階でも入れてしまう工程。
※2 主発酵の終わったビールに、さらにホップを添加する工程。熱や発酵による影響を受けないため、ホップのフレーバーを強力にビールに添加することが出来ます。
 

マッシュホップを行うサンクトガーレン代表取締役の岩本

通常のビールの約2倍の7回ものホップ投入を経て完成したビールは、栓を開けてグラスに注ぐと、まるでホップ畑の中にいるような青々としたグラッシーな風味が広がります。
 
大量のホップが浮かんだ糖化槽の中

ホップの香りを存分に楽しめるよう、ボディ(糖度)は極限までドライに仕上げたBrut IPA(ブリュットアイピーエー)スタイル。苦味は控えめにし、青々とした柑橘を思わせるホップフレーバーだけをビールに凝縮させました。ドライな飲み口に圧倒的ホップ感。 “ホップのシャンパン”のようなビールです。
 
FRESH HOP IPA 商品概要

 

商品名:FRESH HOP IPA(フレッシュ ホップ アイピーエー)アルコール:6.5%ボトル内容量:330ml希望小売価格:506円(税込)販売場所:オンラインショップ、サンクトガーレン取扱い各店。公式サイトに随時掲載
 
20年、1人で守り続けた “かいこがね”ホップ

日本でホップ栽培が始まったのは1930年代の山梨県北杜市でした。当時、北杜市は大手メーカーの主導により800を超える農家でホップ栽培が行われていました。JR長坂駅近くには、それを物語る「ホップ栽培発祥の地」の記念碑が建立されています。国産種苗登録ホップ第1号の「かいこがね(甲斐黄金)」が生まれたのも北杜市です。 
 
「ホップ栽培発祥の地」の記念碑

ところが1993年、輸入ホップへの切り替えとともに大手メーカーと北杜市の栽培契約が終了。ほとんどの農家がホップ栽培を止め“かいこがね”も姿を消していきます。
そんな中、1軒の農家が「義父が発見・改良に関わった、かいこがねの種を絶やしたくない」と畑の片隅で栽培を継続します。それが、私たちが収穫のお手伝いをしている浅川定良(ていりょう)さんでした。
 
ホップ農家の浅川さん(左)とサンクトガーレン岩本(右)

販売のあてもなく、作っては捨て、作っては捨て…。
「契約終了から20年、誰も使ってくれなかった」とは浅川さん談。
そんな浅川さんのホップが再びビールになったのは2012年。浅川さんの話を聞いたサンクトガーレンが、毎年収穫を手伝うとともに全量を買い取りビールにしています。
また、同市内では数年前から浅川さんが株分けした、かいこがねホップの栽培を新たに始める人が現れ、浅川さんの想いは確実に後世に引き継がれています。
 
サンクトガーレンについて

サンクトガーレンは日本で地ビールが解禁する以前より、アメリカで小規模ビールの製造販売を行っていた“元祖地ビール屋”です。それがTIMEやNewsweekなどのアメリカメディアで話題となり、日本のメディアに飛び火。世論を巻き込み、日本の地ビール解禁に一石を投じました。そのため業界内では「地ビール0号」と呼ばれています。
サンクトガーレンが造るビールは、大手で主流の“ラガー”とは製法も味わいも対極の“エール”一貫主義。国内外のコンテストで数々の受賞を誇ります。そんな王道ビールの他、一升瓶ビール、バレンタイン限定チョコビール、高アルコールで長期熟成が出来る麦のワインなど数々の個性的なビールを製造販売しクラフトビールの魅力を広く発信しています。
サンクトガーレンはスイスの地名。
そこにあるサンクトガーレン修道院は世界で初めて醸造免許を取得した場所。
その原点を引く継ぐべく「サンクトガーレン」とブランド名に冠しています。
公式サイト : https://www.sanktgallenbrewery.com/
Twitter: https://twitter.com/SanktGallenSHOP
Facebook: https://www.facebook.com/SanktGallenBrewery
Instagram:https://www.instagram.com/mikisanktgallen/

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