CCCMKホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:髙橋誉則、以下「CCCMKHD」)にて、『生活者の皆さまと共に歩み、共に考えるシンクタンク』として地方課題をさまざまな方と共に解決していくことを目指すCCCマーケティング総合研究所(所長:新橋実、以下「CCCマーケティング総研」)は、拓殖大学が行う「道の駅富士川」(山梨県富士川町)の利用動向調査において、Tポイントのデータを活用した支援を行い、その調査結果が10月8日(土)に富士川町と拓殖大学の共催で開催されたシンポジウム「富士川ルネッサンス2022 よみがえる新しい富士川舟運」(https://www.takushoku-u.ac.jp/newsportal/summary/summary_220824_18162.html)にて発表されました。
取り組みの背景
「道の駅富士川」は山梨県と静岡県を結ぶ中部横断自動車道にある道の駅で、開業の2016年からTポイントにご加盟いただき、さまざまな地域からお越しになる年間2万人以上の方にお買い物でTポイントをご利用いただいております。
拓殖大学と「道の駅富士川」は、2017年より学生による地方創生をテーマとした調査研究や商品開発などに取り組んでおり、中部横断自動車道開通1周年を記念して開催されたシンポジウム「富士川ルネッサンス2022 よみがえる新しい富士川舟運」にて、中部横断自動車道の開通による「道の駅富士川」の利用動向の変化を調査・発表するにあたり、Tポイントのデータが活用されました。
これまでCCCマーケティング総研は、Tポイントをご利用いただいている約7,000万人の生活者のライフスタイルデータを軸に、さまざまな大学や研究機関との産学連携に取り組んでまいりました。本シンポジウムもその一環として「道の駅富士川」と連携し、中部横断自動車道開通により客層や利用状況がどのように変化したのか、拓殖大学の学生が立案した仮説をTポイントのデータを用いて検証いただけるよう支援を行いました。
拓殖大学が実施した調査概要
<概要>
中部横断自動車道が全線開通した2021年8月29日を基点として、開通前の3ヶ月間(2020年8月30日~2020年11月29日)と開通後の3カ月間(2021年8月29日~2021年11月28日)について「道の駅富士川」のTポイントのデータ(統計データ)を用いて分析を行い、「道の駅富士川」の利用者(居住エリア・購入金額等)の変化を分析した。<調査結果>・中部横断自動車道開通により近隣の都県からの利用者が増加
特に静岡県は120%の伸長率が見られた。・都県別の売上・人数は山梨県・静岡県が大多数を占める
いずれも中部横断自動車道開通前より増加している。首都圏の1都3県も若干ではあるが増加がみられた。・客単価は全体的に増加
首都圏の1都3県の客単価が高く、静岡県も首都圏に匹敵する客単価の高さであることが分かった。・年代別では若年層を含むほぼすべての年代で客数が増加
中でも「道の駅富士川」をよく利用されている年齢層は40代~60代の女性であることが分かった。
CCCマーケティング総研は、引き続きさまざまな企業・団体のみなさまと共創し、データを活用した地域活性化に取り組んでまいります。
CCCMKHDは、「UNIQUE DATA, SMALL HAPPY.」をグループミッションに掲げ、「個人のライフスタイル」とそれを取り巻く「社会」をつないで、この世界のひとりひとりの、毎日の小さな幸せをつくっていくことを大きな使命としています。ユニークデータを価値ある情報に磨きあげ、さまざまな社会課題に向き合い共創しながら解決に向けて取り組んでいくことで、持続可能でよりよい社会の実現を目指してまいります。
CCCマーケティング総合研究所の概要
名称:CCCマーケティング総合研究所(CCCマーケティング総研)
URL:https://www.cccmk.co.jp/thinktanks
設立:2020年7月21日
生活者の消費データ、インサイトや心の変化、さらには社会環境や経済情勢などを踏まえ、生活者のみなさまの「ちょっといいな」を実現するために、2020年に発足しました。
我々は『生活者の皆さまと共に歩み、共に考えるシンクタンク』として生活者の意識把握に努め、その声をもとに「データ」×「クリエイティブ」×「コンサルティング」のチカラによって皆さまの未来創造に伴走します。