甲府市中心街の再開発ビル「ココリ」に移転する岡島百貨店が、新店舗のフロア構成を発表した。県内最大規模の「ジュンク堂書店」は撤退する一方、全国３５店舗を展開する高級スーパーマーケット「明治屋ストアー」が県内初出店する。岡島は来年２月中旬に現在の店舗での営業を終了し、ココリの地下１階から２階までの３フロアで、来年３月から営業を再開する。岡島によると、地下１階には肉や生鮮品の専門店のほか、県内初となる「明治屋ストアー」が出店し常温の食料雑貨などを販売する。地上１階はファッションフロアで化粧品や婦人雑貨などの店舗が入居し、２階は新たなライフスタイルを提案するフロアとしてギフトショップなどを展開するとしている。一方、ジュンク堂書店やアウトドアショップの「好日山荘」スーパーのアマノパークスは、ココリへの移転を機に岡島から撤退する。新店舗は売り場面積を現在の７分の１に縮小。岡島は、従業員について、契約社員を含め、現在の２２０人から約９０人減らすという。岡島は、３０歳以上の正社員を対象に、早期退職を募るほか、山梨労働局などと連携し、退職者への仕事のあっせんに努めるとしている。
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