都留市で4日、ふるさと時代祭りが開かれ、市民ら約80人による大名行列が3年ぶりに市中心街を練り歩き、華やかな時代絵巻を繰り広げた。
大名行列は、江戸時代にこの地を治めた秋元氏の善政に感謝した領民が始めたとされる。1982年に市民が復活させ、伝統ある「
八朔(はっさく)
祭」を彩ってきたが、新型コロナウイルスの影響で2020年から2年連続で中止になっていた。
この日は、立派なひげをたくわえ、長い
毛槍(けやり)
を操る「
赤熊(しゃぐま)
」がかけ声を上げ、その後を騎乗した殿や、笑顔で手を振る姫らが続き、沿道の見物客を沸かせていた。