日本一のブドウ産地として知られる山梨県で、ブドウ狩りがシーズンを迎えている。32品種のブドウを育てる甲州市の観光農園「坂本園」では、訪れた親子連れがたわわに実ったぶどうの収穫を楽しんでいた。
8月上旬から観光客を受け入れる同園ではこれから、主力品種のシャインマスカットやピオーネなどが最盛期を迎える。園主の坂本浩さん(47)は「今年の生育は順調。1年かけて育てた作品をぜひ味わってほしい」と話す。
相模原市から家族5人で訪れた山口勝さん(38)は、「コロナで控えていたので訪れたのは4年ぶり、甘くて粒も大きい。子供たちの思い出にもなれば」と笑顔を見せた。10月中旬まで楽しめる。【手塚耕一郎】