山梨県身延町の特産品「あけぼの大豆」の地理的表示(GI)保護制度の登録を追い風に、町内で生産から商品開発、販売促進を手がける6次産業化の取り組みが活発化している。町が整備した「あけぼの大豆拠点施設」は今年度、町直営から指定管理者制度で民間企業が運営を受託して再出発し、機動的な展開に力を注いでいる。【高橋秀郎】
GIは、地域産品を知的財産として守る国の制度。あけぼの大豆は今年3月末、県内の農産物として初めて登録された。枝豆と大豆は今秋の収穫分から専用マークを付けて販売が可能となり、ブランド力向上や類似品の流通防止に役立てる。