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2021/08/18 ,

実行委が規模縮小の灯籠流し

実行委が規模縮小の灯籠流し

 山梨県富士河口湖町大石の河口湖畔で16日夕、「富士河口湖灯籠(とうろう)流し」が規模を縮小して行われた。コロナ禍で一般の参加は2年連続で中止されたが、町や観光連盟などの実行委員会がコロナ感染の収束を願い、80艘(そう)の灯籠を船で沖合に運んで流した。
 2007年に始まった灯籠流しは「夏の風物詩」として地域に定着している。例年は地元住民や首都圏からの行楽客ら約4千人が湖に灯籠を流していた。
 「2年連続でひとつも灯籠を流さないのは忍びない。伝統行事を絶やしたくない」(実行委)との意見で、地元の住民から寄せられた少数の灯籠を流した。
 副町長の坂本龍次さん(69)は「祈 コロナ終息」と灯籠に書いた。坂本さんは「完全にコロナが無くなるとは思えませんが、みんなの暮らしが早く落ち着きを取り戻して欲しい」。
 実行委は灯籠流しの様子をライブ配信し、流した灯籠はすべて回収した。(河合博司)

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