ソフトクリームの総合メーカー、日世株式会社(本社:大阪府茨木市 社長:吉田文治(ふみはる))は、使用する果実を、国産かつ特定の地域に絞り込んだソフトクリームブランド「JAPAN PREMIUM(ジャパンプレミアム)」シリーズから、「JP山梨巨峰ソフトミックス」を発売します。
日世発売日 2022年9月5日(12月下旬ころまで)
「JP山梨巨峰ソフトミックス」は、山梨県産峡東地域の巨峰を20%配合したソフトクリームを作ることができます。果実に近い風味を実現することを目標に、本物を知る“おとな”を中心に美味しいと感じていただけるソフトクリームが出来上がることをめざしました。
巨峰のおいしさを活かすために
果実としてのブドウには、粒が大きいワイン向けのヨーロッパ系と、粒が小さく耐病性が高いアメリカ系の二つの系統があります。この二系統を人工的に交配して、生食用のブドウが作られます。粒の色は、黄緑系、黒系、赤系があります。
巨峰は糖度が高く、果汁が多い、黒系のブドウです。
およその糖度は18~20度と言われており、この度数はゴールドキウイ(18.8度)~バナナ(21.0度)に相当します。
巨峰のうまみは、皮と果肉が接触する部分に集まっています。巨峰本来のうまみを活かすために、皮ごと絞りだして裏ごし、ピューレ状に加工しています。果実に近い風味を実現させる当社の工夫の一つです。
原料の巨峰は、山梨県内でも峡東地域の巨峰に限定しました。
2018年の巨峰の作付面積は山梨県が1116.5ヘクタール。全国の巨峰の作付面積の約三分の一が山梨県に集中しています。当社は、山梨県内でも、峡東地域の産品に限定しました。
峡東地区は、山梨市、笛吹市、甲州市で構成されています。
この峡東地域は、2017年に日本農業遺産に認定され、2018年に世界農業遺産の申請が行われています。
峡東地域は、日本のブドウ栽培発祥の地とされ、ブドウ「甲州」は、平安時代にはすでに栽培されていたとも言われています。約400年前に考案されたブドウの甲州式棚と疎植・大木仕立てを組み合わせた栽培は、現在日本各地に普及しています。
当社は独自のルートで峡東地域産の巨峰を調達することに成功しました。
参考資料一覧
・巨峰の糖度 :平成26年度 果樹をめぐる情勢/農林水産省
・巨峰の糖度 :JAながのWebサイト ぶどう
・巨峰の作付面積 :令和元年産特産果樹生産動態等調査/農林水産省
・峡東地域(場所) :山梨県ホームページ
・峡東地域(日本農業遺産):世界農業遺産・日本農業遺産/農林水産省
JAPAN PREMIUM(ジャパンプレミアム)シリーズとは
・産地地域を特定した国産果実だけを使用した商品ブランドです。
・風味を損なわない加工方法により「フルーツそのまま」をコンセプトとした商品をラインアップします。ポイント1.
ソフトミックスに使用するフルーツ原料は一産地一品種に限定(ブレンドしていません)。ポイント2.
フルーツは適熟・追熟のものを使用しています。だから、原料のフルーツ自体にしっかり味がのっています。ポイント3.
フルーツの加工段階から「フルーツそのまま」をどう実現するかにこだわり、フルーツのおいしさを最大限に生かす製法を採用しています。
ジャパンプレミアムブランドのターゲットは「大人」です。
意識調査から、40代以上の大人は「日本を強く意識している」 と判明しました。
参考資料
・40代以上の意識調査:「放送研究と調査」2014年8月号
日本人の意識
・40年の軌跡/NHK放送文化研究所
商品概要
・日世発売日:2022年9月5日発売
・商品名 :JP山梨巨峰ソフトミックス
出来上がりのソフトクリームは氷菓に該当します。
・製品規格 :無脂乳固形分 0.1%
フルーツ含有率 20.0%
(山梨県峡東地域産巨峰 20.0%)
日世株式会社につきまして
1947年に日系二世が貿易商として「株式会社二世商会」を設立。1951年にソフトクリームを初めて日本に紹介した日本のソフトクリームのパイオニアにして専門メーカーです。※1952年に日世株式会社に社名変更。
ソフトクリーム液体原料(ミックス)、可食容器のコーン、ソフトクリーム製造機であるフリーザーを製造販売しています。