台湾・香港人向け日本旅行情報Webメディア「步步日本(ブーブーニホン)」を共同運営し、訪日インバウンド向けサービスを提供する株式会社アジア・インタラクション・サポート (愛知県名古屋市、代表取締役:青木達夫) は、日本旅行に関心のある台湾人に「台湾人の訪日旅行に関する意向調査」を実施し、今回「訪日台湾人の人気観光地ランキング2022」を発表します。
この調査はタイ市場で毎年実施してきたもので、台湾において実施するのは今回が初めてとなります。調査はインターネット上で実施し、30の設問に対し2,913名の台湾人の有効回答を得ています。【観光スポットランキング】 1位は「富士山」! 全国530ヶ所が得票し、有名テーマパークのほか立山黒部アルペンルートが上位に!
【観光地名ランキング】 1位 「大阪」、2位「京都」!関西人気の高さが伺える結果に
【都道府県ランキング】 都道府県ランキングでは「北海道」が1位を獲得!
台湾人に人気の観光スポットランキング
1位は「富士山」! 計530ヶ所が得票し、有名テーマパークのほか、立山黒部アルペンルートが上位に!
台湾人に人気の観光スポットランキング
1位は「富士山」が獲得。続いて2位に「東京ディズニーリゾート」、3位には「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が入りました。4位には「立山黒部アルペンルート」がランクイン。ランク外ではありますが「雪の大谷」も複数得票をしており、「立山黒部アルペンルート」の認知度の高さが伺えます。「上高地」「奥入瀬渓流」なども上位に入るなど自然景観への期待が反映されています。9位「浅草寺」10位「清水寺」11位「厳島神社」17位「出雲大社」など神社やお寺への関心の高さも見られました。<步步日本編集長・作家 張維中氏 のコメント>
メジャーな人気観光地から、日本人もあまり行かないディープなスポットまで、様々なところが入ってます。台湾人の「日本に旅行するならどこにでも行きたい」という気持ちを感じました。定番の観光地が上位にあるので同じ場所でも飽きていなくて、さらに他の行ったことない地域にも行きたいという要望を感じます。コロナ禍の影響により、3年くらい日本に行けなかったことで行きたい気持ちは前より強くなっていると思います。
1位は「富士山」でした。富士山に登る人はもちろんいますが、ほとんどの人が「富士山」を選んだ理由は登山ではないと思います。 富士山は日本の象徴の一つ。有名だから一度見に行きたいという方が多いです。山に登らなくても、富士山の周辺、例えば温泉旅館など、遊びながら富士山も見える周辺のエリアに興味を持っています。4位の「立山黒部アルペンルート」は日本観光のイメージ写真によく出て来る場所の一つで、台湾人の認知度は非常に高いです。台湾では絶対見られない景色でさらに1年のうちで期間限定で見ることができると人気です。5位の「東京スカイツリー」は浅草に近いので、台湾人観光客はよく同じ日のコースで一緒に行きます。「東京タワー」より上位にランクインしていますが、東京タワーと比べて、東京スカイツリーの周辺の方が遊びどころは多くて、買い物や食事することが楽しいと感じている人が多いのではないでしょうか。下町散策をして、地元の人の日常生活を体験することができます。特に家族旅行では大人気です。
「厳島神社」「出雲大社」「伏見稲荷大社」「明治神宮」「伊勢神宮」などの神社が上位にランクインしました。特に信仰とは関係ありませんが、日本的な文化や建物、観光地として神社の魅力があるので、行きたいと考えている台湾人は多いです。例えばヨーロッパ旅行に行く時に有名な教会を観光する感じに似ています。また神社のお祭り、参道にあるお店や屋台を体験してみたい台湾人も多いですね。
台湾人に人気の観光地名ランキング
1位 「大阪」2位「京都」と関西エリアの人気の高さが際立つ
台湾人に人気の観光地名ランキング
1位は「大阪」が獲得。続いて2位に「京都」と関西の地名が上位となりました。5位に「青森」が入るなど、台湾人の地方エリアへの関心の高さが伺えます。東北エリアでは、5位「青森」15位「銀山」20位「仙台」が上位に、九州エリアでは8位「福岡」16位「熊本」18位「鹿児島」が上位に入っています。<步步日本編集長・作家 張維中氏 のコメント>
関西の都道府県が上位に入りました。「大阪」「京都」「神戸」、距離は近いですが、雰囲気や遊び方はまったく違います。関西に行ったら、様々な日本の面白さと特徴を体験できるので、いつも人気が高いです。
また、5位に「青森」が入りました。「青森」は東北エリアの中で台湾人にとって一番認知度が高い県です。昔から日本のりんごは美味しいと知っているので、<りんご=青森>というイメージが強いです。そして長年、青森県は台湾において観光PRを積極的に実施している印象があります。よく台湾のデパートで青森の食品や物産などのイベントが行われています。またこれは台湾人の感覚ですが「青森」という地名の漢字は綺麗に感じます。ですので「青森=東北の自然風景」というイメージもあるかもしれません。
台湾人に人気の都道府県ランキング
都道府県ランキングでは「北海道」が1位を獲得
台湾人に人気の都道府県ランキング
1位は「北海道」が獲得。2位に「東京」3位に「京都」となりました。1位の「北海道」は多数のスポット・市町村名が挙がり詳しく知られていますが、単に「北海道」と記入した回答も多く、スポット・市町村名の回答とあわせて全体の約16%の得票を得て、堂々の1位となりました。 一方で、「山梨」「静岡」は、「富士山」の回答が得票の多くを占めています。<步步日本編集長・作家 張維中氏 のコメント>
1位の「北海道」は台湾人にとって、<普段の台湾の日常生活では体験できないこと>が体験ができる地域です。冬の雪景色だけでなく、夏頃にみられる広い花畑も人気が高いです。美味しい海鮮を堪能できる場所というイメージも強いですね。台湾や日本の他の地方に比べたら、気候も景色や自然も物産もかなり違いますので、観光の価値が高い印象です。北海道では日本らしいものが必ず見られる上、日本っぽくない風景も同時に見られます。
引き続きの順位は「東京」「京都」「大阪」「沖縄」、それぞれ特別な観光スポットがありますので、ずっと行きたい気持ちがあることは意外ではありません。全体的な感想としてはやはり順位の高い地域は、「そこでしか見られない」「唯一無二」のスポットや体験があります。外国人観光客から見ても「そこでしか見られない」スポットの魅力は高く、今後も観光客は絶えないと思います。一方で似ている自然風景や体験は、個々の特徴をいかに出すかが重要になってくるでしょう。
【調査概要】
・調査方法:インターネットアンケート調査
・調査期間:2022年2月9日~2022年3月9日
・調査対象者:台湾人(日本旅行に関心を持つ)
・有効回答者数:2,913
【人気観光地の調査・集計の方法】
・質問項目:「今行ってみたい日本の観光地・施設はどこですか?」
・回答は記述式のフリーアンサーで5つまで答えることが可能 (それぞれが1票)
・回答の集計は、中国語を、類推で日本の地名・スポット名に変えることなくそのまま日本語に翻訳
し、翻訳された日本語に関しては、明らかに同一地名もしくは同一施設と考えられるもののみ統一し
て集計。スポットで所在地がはっきりしている場所は、観光地名・都道府県等の集計にそのまま加算
している。
【回答者基礎データ】
回答者基礎データ
——–步步日本 (ブーブーニホン)に関して
步步日本は2009年に開設された、台湾・香港向けの訪日旅行情報サイトです。編集長の台湾人文学賞作家・張維中氏をはじめ日本を知り尽くした台湾人ライターが質の高い記事コンテンツを執筆。 目が肥えた訪日ヘビーリピーターが使っているインバウンドWebメディアです。
・步步日本の詳細(日本語) https://exptours.net/column/bubujapan
・步步日本 公式ウェブサイト http://www.bubu-jp.com
・步步日本 facebookページ https://www.facebook.com/Japan.bubu張維中氏に関して
台湾・台北市出身。作家。東呉大学英文学科卒業、文化大学大学院英文学科修了。1997年、長編小説『岸辺の心』で作家デビュー。これまで小説、エッセイなど25冊以上が刊行されている。現在は東京を拠点に活動し、旅行記などの執筆もする他、訪日Webメディア「步步日本」の編集長を務める。日本の情報などを発信するfacebookページは12万人のフォロワーを有する。都会的で軽やかな文体で映像的イメージを鮮やかに浮かび上がらせ、ユーモアのなかに鋭さを隠した会話を紡ぐ、家族・人間関係を見つめなおす作品で評価が高い。台湾文部省文学賞、梁實秋散文賞など受賞多数。
・張維中公式サイト https://weizhongzhang.com/
・張維中公式 facebookページ https://www.facebook.com/weizhong925/
張維中 ©︎KASE AN
ディープな日本を紹介した旅行記『日本小鎮時光』
株式会社アジア・インタラクション・サポート
株式会社アジア・インタラクション・サポートは、自治体や企業のインバウンド向けプロモーションを支援する会社です。また、弊社は他にもメディア運営事業・旅行事業・宿泊事業と3つの事業を展開しております。これらの事業を通じて、訪日外国人に対して日本の観光情報やツアーや宿泊を提供し、できる限り高い満足を得ていただくことを目指しています。これらの事業から得たノウハウを皆さまに提供し、持続性ある集客および収益を効果的にプロデュースしています。当社に関するより詳しい情報は、弊社Webサイト(https://exptours.net/ )をご覧ください。