「山中湖村産特別なワイン」の生産を目指す山梨県山中湖村で5日、北海道池田町で開発された醸造用ぶどう「山幸(やまさち)」の苗木の植え込み作業があった。標高約1000メートルの村で耐寒性がある山幸を使い、特産ワイン造りを進める「富士のふもと山中湖村農泊推進協議会」の長田慶子会長(山中湖観光協会会長)は「富士山に見守られた『山中湖のやまさちワイン』の成長を期待したい」と話し、3年後の収穫を目指す。
苗木は5月14日に村観光施設「山中湖花の都公園」の農地に250本を植えている。5日はさらに50本を、体験モニターツアーに参加した県内外の6人や村民有志のぶどう栽培チーム「山幸倶楽部(くらぶ)」のメンバーらが、「東夢(とうむ)ワイナリー」(甲州市)の高野英一会長らの指導で植えた。次回は7月中旬から下旬をめどに苗から延びた枝の手入れ作業をするという。この日は昼食を兼ねた「山梨ワイン試飲会」やワインセ…