「我が“都”でおまちしておる」。山梨県は今年発売予定の歴史シミュレーションゲーム「信長の野望・新生」と連携したPR画像を公開した。ゲームに登場する武田信玄のイラストと「信玄の野望・新生」の文字を配置。この画像を配したクリアファイルなどの限定グッズも制作予定で、県内外のイベントで露出を増やし、観光誘客促進につなげる。
県によると「信長の野望」シリーズなどを手掛けるゲーム開発販売「コーエーテクモゲームス」が、県で実施中の「信玄公生誕500年記念事業」との連携を提案し、実現にこぎ着けた。
「信長の野望」はプレーヤーが特定の戦国大名を選び、他の大名との合戦や同盟を経て天下統一を目指す歴史シミュレーションゲーム。1983年に第一作が発売されて以来、シリーズ化され、2018年には世界で累計1000万本のソフト出荷数を突破した。
公開されたイラストは「山梨 都 宣言」のロゴをあしらい、史実では上洛(じょうらく)を果たせなかった信玄が「山梨を都にする」というコンセプトを表現。県の担当者は「多くの人々に信玄公を知っていただき、ゆかりの史跡が数多く残る山梨県を訪れてほしい」と話している。【梅田啓祐】