コロナ収束後を見据え、県内のホテルや旅館では春の観光シーズンに期待を寄せている。笛吹市の温泉旅館の慶山では、第6波の感染拡大で予約は激減したが、県民限定で最大5千円割り引きとなる「県民割」の再開やまん延防止措置の解除が決まった今は問い合わせが急増しているという。コロナ禍で売り上げが激減する中、個人客の取り込みに舵を切った慶山は、1年半前から従来の和室を改装し、個人客に照準を絞った露天風呂付きの特別室を10室増やした。宿泊料は通常の2倍以上の設定だが、連休は予約で埋まったという。全国の観光関係者が今後の巻き返しに期待を寄せている。
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