全国の観光やダイバーシティ&インクルージョンの推進に関する取り組みを発見し国内外へ発信する「JAPAN TRAVEL AWARDS 2022(ジャパントラベルアワード2022)」は、全国から76件ものご応募をいただきました。
厳正なる書類・現地審査の結果、ファイナリストとなる28のエントリーが決定しましたので、お知らせいたします。
株式会しいたけクリエイティブ(代表取締役:本郷誠哉 本社:東京都大田区)が企画・運営する「JAPAN TRAVEL AWARDS 2022(ジャパントラベルアワード2022)」で、ファイナリストが発表されました。
本アワードでは6つのカテゴリーがあり、各カテゴリーでファイナリストが選出されました。
6つの受賞カテゴリー:ラグジュアリー部門、ファミリー部門、サステイナブル部門、LGBTQ+部門、ホスピタリティ部門、アクセシブル部門
ファイナリスト一覧 ※五十音順
《アクセシブル部門》
アクセシブルツーリズムに対し深い理解をもち、アクセシブルな体験を提供している応募者に贈られます。誰もが快適で楽しく旅行できるようなコンテンツも評価の対象です。● 奥多摩森林セラピー
一般財団法人おくたま地域振興財団 / 東京都奥多摩町https://www.okutama-therapy.com
審査員コメント:東京・奥多摩での森林セラピーを身体の不自由な方も楽しみやすい工夫がたくさん。「車椅子用モノレール」も設置してあるのには驚き。
● キャニオンズ
株式会社キャニオンズ / 群馬県みなかみ町https://canyons.jp審査員コメント:
スリル満点のアウトドアツアーだが、障がいの有無や度合いに応じて、必要なサポートを参加者と相談しながら対応するなど、非常にインクルーシブな取り組みを長年にわたって実施している。● 時代屋
株式会社時代屋 / 東京都台東区https://jidaiya.biz審査員コメント:
実は乗るのが一苦労な人力車。車いすでも乗降しやすい装置「バリアフリーリキシャステーション」を自作し、より多くの方々が人力車を楽しめるようにしている。● スパイラル
株式会社ワコールアートセンター / 東京都港区https://www.spiral.co.jp審査員コメント:
施設の大部分がバリアフリーになっていて、誰もが自由にアートやショッピングを楽しむことができる商業施設のスタンダードとなって欲しいような素敵な場所。● ふくしまバリアフリーツアーセンター
一般社団法人福島市観光コンベンション協会 / 福島県福島市https://www.f-kankou.jp/barrier-free審査員コメント:
障がい当事者による、身体の不自由な方の旅行の際の不安を解消したバリアフリーの観光案内を行っていて、多言語対応もバッチリ。観光案内所のあるべき姿はまさにこういうことだと考えさせられた。
《LGBTQ+部門》
LGBTQ+コミュニティに対し深い理解をもち、最もインクルーシブな対応がされている応募者に贈られます。LGBTQ+の旅行者に訴求力のあるコンテンツも評価の対象です。● W大阪
米マリオット・インターナショナル / 大阪府大阪市https://www.marriott.com/hotels/travel/osaow-w-osaka審査員コメント:
壁一面に並べてある色鮮やかなこけしたちのように、一人一人のゲストが自分らしく大阪やホテルでのステイを思いきり楽しめるライフスタイルホテル。● ハイアット セントリック 金沢 / ハイアット ハウス 金沢
ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ / 石川県金沢市https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/hyatt-centric-kanazawa/kmqcthttps://www.hyatt.com/en-US/hotel/japan/hyatt-house-kanazawa/kmqxk審査員コメント:
LGBTQ+に対する理解促進をスタッフやお客様だけでなく、地域を巻き込んで継続的にしているのが素晴らしい。北陸初のレインボーパレード開催にも全面協力。● 和装カジウラ
株式会社和装カジウラ / 愛知県名古屋市http://wasou-kajiura.com審査員コメント:
自分が着たい着物を、自分らしく纏う。ただそれだけかもしれないが、それだけで幸せな気持ちになれる人が日本にも海外にもたくさんいるはず。
《サステイナブル部門》
SDGs(持続可能な開発目標)に則して、サステイナブルな取り組みをしている応募者に贈られます。社会に変革をもたらす創造的なアイデアや、社会問題の解決を目指した努力も評価の対象です。● KAGANHOTEL – 河岸ホテル –
株式会社めい / 京都府京都市https://kaganhotel.com審査員コメント:
若手アーティストが住みながら作品制作・発表・仕事ができる滞在型複合施設。レジデンス・ホテル・ギャラリー・カフェなど、さまざまな顔を持つKAGANHOTELは、長期的に多くの素晴らしいアーティストを輩出するコミュニティ。● 澤田酒造
澤田酒造株式会社 / 愛知県常滑市https://hakurou.com審査員コメント:
女性の蔵元のもと、多くの女性が活躍する創業170年以上の老舗酒造。酒粕を地域社会で循環する活動や、地元のお菓子屋さんとのコラボなど、自然体でSDGsへの取り組みができている。● 津和野Yu-na
Yu-na推進協議会、津和野町商工観光課、津和野町観光協会 / 島根県津和野町https://yuna-tsuwano.jp審査員コメント:
エコ容器に入った地元の食材を使った朝ごはんを、津和野のまちを一望しながら津和野城跡でいただく。日本遺産・津和野百景図を活用した、約150年前の津和野を学ぶE-bikeツアー。ゆったりしながら地球を、文化を、出会いを大切に思える場所。● にし阿波〜剣山・吉野川観光圏
一般社団法人そらの郷 / 徳島県美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町https://nishi-awa.jp審査員コメント:
「観光圏」、「食と農の景勝地」、「世界農業遺産」といった国の認定「トリプル認定エリア」で、自然と人が共生し、日本の原風景と人と人の深い絆が心に刻まれる地域。● HOTEL WHY
株式会社BIG EYE COMPANY / 徳島県上勝町https://www.chillnn.com/177bcc0b991336審査員コメント:
日本初「ゼロ・ウェイスト」を宣言した徳島県上勝町内唯一のゴミステーションに隣接するホテル。宿泊することで、ごみから日々の生活を見つめ直すきっかけとなる貴重な時間を過ごすことができる。
《ホスピタリティ部門》
宿泊や飲食での体験を通して、素晴らしいおもてなしを提供している施設や店舗などに贈られます。アッと驚くようなホスピタリティや、そのほか関連コンテンツも評価の対象です。● 御宿 富久千代
富久千代酒造有限会社 / 佐賀県鹿島市https://fukuchiyo.com 審査員コメント:
日本酒「鍋島」の蔵元が営む泊まれるレストラン。230余年の歴史を育む地域最大級の伝統的建造物をリノベーションした施設で、日本酒と日本料理のペアリングを楽しめる。宿泊のお客様限定で、通常非公開の酒蔵を杜氏や蔵人が案内してくれる特別な時間を過ごすことができる。● W大阪
米マリオット・インターナショナル / 大阪府大阪市https://www.marriott.com/hotels/travel/osaow-w-osaka審査員コメント:
誰もが自分らしく過ごせる場所としてウェルカミングな雰囲気で、バリアフリー設計も充実。大阪の賑やかな中心部にあるホテルだが、ホテルの中だけでも十分に楽しめるようになっている。● 仁淀ペンギンズ
宝船合同会社 / 高知県いの町https://www.niyodopenguins.team審査員コメント:
仁淀ブルーで名高い仁淀川沿いにある一棟貸しのAirbnbを複数運営している仁淀ペンギンズ。仁淀川を見渡せる美しくリノベーションされた古民家で、オーナーやその仲間たちの一員となって、ゆったりと、ここでしか味わえない贅沢な時間が過ごせる。● ふふ 河口湖
株式会社カトープレジャーグループ / 山梨県富士河口湖町https://www.fufukawaguchiko.jp審査員コメント:
客室のリビングや室内露天風呂、そしてレストランなどからも富士山を見ることのできるプライベートリゾート空間は至上の贅沢。河口湖もすぐ近くにあり、周辺アクティビティも満載。● LOQUAT 西伊豆
株式会社Catalyst / 静岡県伊豆市https://loquat-nishiizu.jp 審査員コメント:
西伊豆・土肥の地に代々受け継がれてきた古民家をリノベーションした1日2組限定の小さなお宿。施設内には地域の方も遠方からも多くの人が押し寄せるベーカリーやジェラート店があり、なんと宿泊者はジェラートおかわり自由というサービスも。スタッフがゲストの思い出作りに全力で協力するという「演出力」には脱帽。
《ファミリー部門》
家族みんなで楽しめる地域やスポットなど、ファミリー&キッズフレンドリーな応募者に贈られます。子どもと一緒にできるアクティビティや、ファミリーに嬉しいサービス、インフラの整備等も評価の対象です。● キャニオンズ
株式会社キャニオンズ / 群馬県みなかみ町https://canyons.jp審査員コメント:
都内のインターナショナルスクールも御用達の群馬県みなかみ町のキャニオンズは、小さい子供から大人まで、参加者のニーズに合致したアウトドアアクティビティを提供している。しかも、スタッフはみんなバイリンガルなのが嬉しい。● 城崎ぷちたび
株式会社たびぞう / 兵庫県豊岡市城崎町https://tavizo.jp審査員コメント:
寄り道を楽しみながら、参加者だけで電動モビリティに乗って地域資源を巡るセルフガイドツアー。電動TukTukなら、小さな子供から年配の方まで、家族と、そしてこれから家族になるかもしれない人と、家族の形にかかわらず自由自在に楽しめる城崎の一生の思い出の旅になるはず。● 特急 あそぼーい!
JR九州 / 福岡県https://www.jrkyushu.co.jp/trains/asoboy審査員コメント:
熊本と別府をつなぐ特急列車。あそぼーい(ASO BOY)の名前の通り、移動中にも子どもが遊びたくなる空間や仕掛けがいっぱいで、子連れトラベラーの強い味方。大人も子どもも楽しめるパノラマシートからの景色は圧巻。● 泊RUTTO 三豊鶴TOJI
株式会社喜田建材 / 香川県三豊市https://toji.mitoyotsuru.com審査員コメント:
明治10年に創業し、2005年に廃業するまで、香川県三豊市で作られていた日本酒「三豊鶴」。当時の蔵の雰囲気はそのままに、職人が寝泊まりをしながら酒造りに勤しんでいた「宿舎」をリノベーション。大人も子どももお酒になる「お米」になったつもりで、数々の仕掛けを楽しむことができる酒造体験型のゲストハウス。● ハッピーラフト
株式会社ハッピーラフト / 高知県大豊町https://www.happyraft.com審査員コメント:
観光地化されていない高知の山中でのアウトドア体験。世界トップレベルのクオリティを誇る吉野川でのラフティングをはじめとする数々のアクティビティーがあり、3歳以上から参加できるファミリー向けのツアーも。バイリンガルのスタッフも多く、全世界・全国を旅してきたガイドとのコミュニケーションも楽しい。
《ラグジュアリー部門》
想像を越える体験や感動を最も提供している応募者に贈られます。ここでは言葉通りラグジュアリーな施設やサービス、そして贅沢と感じる非日常的な体験コンテンツなどが評価の対象で、<施設・サービス>と<体験>の2つのサブカテゴリーに分かれています。<施設・サービス>● うかい鳥山
株式会社うかい / 東京都八王子市https://www.ukai.co.jp/toriyama審査員コメント:
数多く優れた店舗を生み出してきたうかいグループが提供する代表的ないろり炭火焼料理。奥高尾の広大な敷地の中で、山間の澄んだ空気に包まれた隠れ座敷で特別で贅沢なひとときを過ごせる。● スパイラル
株式会社ワコールアートセンター / 東京都港区https://www.spiral.co.jp審査員コメント:
全国から厳選された多種多様なラグジュアリーアイテムが揃い、エクスクルーシブなショッピング体験ができる。アートにも無料で誰でも親しめるような施設構造となっており、表参道の中でもとてもインクルーシブな一面を持っている場所。● W大阪
米マリオット・インターナショナル / 大阪府大阪市https://www.marriott.com/hotels/travel/osaow-w-osaka審査員コメント:
心斎橋をホームとする、マリオットグループの「W」ブランド日本初進出の施設。スパ、パーソナルトレーニング、プールなどをはじめとしたラグジュアリーサービスに加え、食にも強いこだわりを持つライフスタイルホテル。● ふふ 河口湖
株式会社カトープレジャーグループ / 山梨県富士河口湖町https://www.fufukawaguchiko.jp審査員コメント:
宿泊施設が密集する河口湖周辺には多くの施設の看板が立ち並ぶが、そこに「ふふ」を見つけることはできない。そこはまるで森の隠れ家リゾート。そんなプライベート空間で、客室から見える富士山は贅沢そのもの。● 星のや沖縄
星野リゾート / 沖縄県読谷村https://hoshinoya.com/okinawa審査員コメント:
「何もしない」を満喫できる素晴らしいリゾートに加え、琉球空手・琉球舞踊・歌三線・読谷山織物などの伝統文化を名手から学べたり、ビーチでの乗馬やスノーケリング、ダイビングなど沖縄らしさを贅沢に楽しむことができる。<体験>● 自由丁
株式会社FREEMONT / 東京都台東区https://jiyucho.tokyo審査員コメント:
「1年後の自分へ送れる手紙」がメインコンセプトの小さくて少し不思議なお店。温かい飲み物を手に、ペンを握ってゆっくり自分と向き合える時間。シンプルでありながら、毎日多くの情報を吸収している現代人にとって、一旦立ち止まって素直になれる時間がどれだけ実にラグジュアリーな時間であることを思い出さる特別な場所。● 仙巌園
株式会社島津興業 / 鹿児島県鹿児島市https://www.senganen.jp審査員コメント:
明治の産業革命遺産を代表する施設の一つとして2015年に世界文化遺産に登録された鹿児島を代表する観光地。桜島を見ながら満喫する仙巌園の美しい庭園にはたくさんのパワースポットが点在し、伝統的な薩摩切子の工房を覗くのも楽しい。季節ごとに異なる顔を持つ仙巌園では、日本の文化と歴史に触れながら、大自然に癒される。● 84 -hashi-
株式会社ほわっと / 東京都渋谷区http://what.tokyo/84審査員コメント:
元任天堂の社員で「長官」こと橋本徹氏がオーナーのカフェ。世界中のゲームクリエイターやファンにとってのお宝がずらっと並ぶ店内では、長官との会話を楽しむことができるのも贅沢な時間。住所非公開と謎が多いこのカフェは、人をワクワクさせる、まさにゲームのようなデスティネーション。● ぼんさいや「あべ」
ぼんさいや「あべ」・一般社団法人福島市観光コンベンション協会 / 福島県福島市https://peach-bornsai.wixsite.com/kukanyubi 審査員コメント:
福島市内に佇む、開園から90年以上の歴史を持つ盆栽園の老舗。「盆栽 x 観光」は新しく・明確で・ファン層も絞られている反面、日本らしいかつ面白い観光コンテンツで、盆栽ファン以外にも訴求できる。通常のワークショップよりもハードな、「弟子入り体験」も計画中で、ポストコロナに向け非常に楽しみ。● 日原社中 出張神楽
石見神楽保存会 日原社中・Mack Moriya Travel Service / 島根県津和野町https://www.facebook.com/nichiharashachuu審査員コメント:
岩見神楽に魅せられた10代から80代という幅広い年齢層のメンバーで活動している日原社中。地域の神社の奉納神楽だけでなく、「出張神楽」を依頼すれば神楽の上演を独り占めもでき、自分だけに伝統芸能を披露して貰える貴重な体験が可能● 仁淀ペンギンズ
宝船合同会社 / 高知県いの町https://www.niyodopenguins.team審査員コメント:
仁淀川の魅力に魅せられて全国から集まり、いつしか仲間になったペンギン(人)たちの輪に入れてもらえる宿泊施設。リノベーションされた古民家の一棟貸しでは 、庭で鰹のタタキを藁焼きしてもらえたり、農家の方が自分で作ったお米や野菜で料理を提供してくれたりと、スペシャルな体験ができる。
最終審査について
2022年1月に実施される最終審査では、グローバル&ローカルな視点を持った各界のエキスパートが審査員となり、グランプリ、そして各カテゴリーの受賞者にふさわしいデスティネーションが選出されます。(受賞発表は2月中旬を予定)
JAPAN TRAVEL AWARDS 2022 審査員
最後に
第一回目のジャパントラベルアワードは新型コロナとの戦いでもありました。現地審査の実施ができたのは緊急事態宣言が明けてからのため、2ヶ月半と短い期間となってしまいましたが、現地審査ではなんと30都府県を訪れることができました!
それぞれの地域で、本当に多くの方々の観光に対する熱い想いに触れることができ、新しい発見や学び、そして感動した場面が多くありました。審査員一同、感謝申し上げます。
それでは、2月の受賞者発表をお楽しみに!