甲府市の昇仙峡で19日、大きな落石があり公衆トイレが半壊する被害があった。けが人はいなかった。 甲府市によると、19日午前9時半ごろ、昇仙峡の「夢の松島」付近で、遊歩道の上の斜面から直径約5メートルの石が転がり落ちているのが見つかった。石は遊歩道を越えて公衆トイレを直撃し、建物を半壊させた。遊歩道には、ほかにも直径1.5メートルほどの落石があった。 観光協会によると、大小の落石は毎年確認されているが、特に冬場は土が溶けたり凍ったりを繰り返し、石が浮きやすくなるという。現場は先月まで紅葉狩りで賑わった場所で、市は落石の原因を調べ、遊歩道付近の危険箇所に優先的に落石防止用のネットをかける方針だ。
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