県外の動物園に引き渡されることが決まった山梨・万力公園のカピバラの子ども3頭の公開が11月28日、最終日を迎え、来園者が写真を撮るなどして別れを惜しんだ。 カピバラの子どもは今年3月に4頭が誕生。成長とともに飼育スペースが手狭になっていることから、長野県の飯田市立動物園と調整して雄3頭が引っ越しすることになった。11月29日午後に移送作業が行われるため、28日が最後の公開となった。 3頭は母親のルーナに寄り添いながら浴槽に入って愛らしい姿を見せた。最終日に合わせて園を訪れた人たちは写真を撮ったり、声を掛けたりして別れを惜しんだ。 友人と訪れた甲州市塩山千野の会社員大沢志穂さん(36)は「お別れはさみしいけれど元気に育ってほしい。実家が長野で飯田市立動物園に近いので見に行ってみたい」と話した。 公園担当者によると、別の子ども1頭も他の動物園と調整していて、今後、母親の元から巣立つ予定となっているという。
巣立ち前最後にほっこり 子カピバラ公開 万力公園別れ惜しむ(山梨日日新聞)