山梨県甲州市は1日、LGBTQ(=性的少数者)のカップルを公的に認めるパートナーシップ宣誓制度を県内で初めて導入した。 パートナーシップ宣誓制度は性の多様性を認め合う社会の実現を目指して、同性カップルにも婚姻カップルと同様の権利やサービスを提供できるようにする新たな仕組みだ。 申請できるのは甲州市内に在住もしくは3カ月以内に市内に転入する成人の性的少数者が対象で、互いがパートナーであることを確認するチェックリストと宣誓書に氏名、住所、生年月日などを記入すると、市がカップルとして認め受領書を交付する。認められたカップルは市内の病院での付き添いなどの際に、家族と同等の扱いが受けられるという。 制度導入は県内の自治体で初めてで、市は今後カップルが市営住宅に入居できるよう12月定例市議会に条例改正案を提出する方針だ。申請には事前予約が必要だ。
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