日本銀行甲府支店は山梨県内の景気を10か月連続で据え置きました。
ただ、一部で半導体などの供給不足の影響が出ているということです。
日銀甲府支店が発表した11月の金融経済概観によりますと、「個人消費」は宿泊・飲食などサービス消費が引き続き厳しいものの、持ち直しの動きもあるとしました。
一方、「生産」は、全体的には好調を維持していますが、半導体不足や、新型コロナの影響などで部品の供給が制約され、輸送機械で弱めの動きになっているとしました。
このため11月の県内景気は「引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直している」と判断を据え置きました。
据え置きは10か月連続です。
今後については、製造業では回復が続く見込みで、非製造業は飲食・宿泊で厳しい状態が続くとみています。