身延山久遠寺や観光協会などでつくる「身延山門内周辺活性化検討会」は、門内商店街を通る参道を石畳風に改修した。日蓮宗総本山である身延山久遠寺の参道を和風な雰囲気に演出する。 改修は総門から三門までのアスファルトで舗装された区間の一部で行い、長さ約220メートル、幅約5メートル。道路中心部は大きく、端は小さくブロックを描き、石畳の道を表現した。峡南建設事務所が施工した。 検討会は寺や身延山観光協会、県や町などが2019年に結成。寺周辺のまちづくりなどについて話し合っている。参道の改修は地域活性化を目的とする社会実験の一環で実施した。 今回は実験的に参道の一部のみを改修したが、地元住民や観光客らに好評であれば、延長も検討するという。検討会の担当者は「石畳風の改修を行うことで、身延山久遠寺の観光価値向上につなげたい」と話した。
門前町の参道 石畳風に(山梨日日新聞)