第5波の最中だった今年8月、感染者の宿泊療養施設への入所について、最も多い日で183人が入所待ちとなり、中には8日間入所できなかった人がいたことがわかりました。
これは、11月5日の知事会見で明らかになったもので、感染者が最も多かった第5波の今年8月から9月にかけて、山梨県内では宿泊療養施設への入所待ちが常態化していました。
当時、施設は最大536部屋用意されていましたが、消毒作業などで稼働率は9割ほどにとどまっていて、入所待ちは最も多い日で183人が。
中には、8日間入所できなかった人もいたということです。
一方、県では現在、宿泊療養施設を966部屋確保し、病床を加えると1300あまり用意できているため、第5波の1.5倍程度の感染者が出ても対応できるとしています。
このほか、県は大人数での会食の再開に向けた第二弾の実証事業を行うと発表しました。
これまでに宿泊施設で、計25回、最大34人での会食を行いましたが、11月5日までにこの中で感染者は確認されていません。
このため、11月18日から28日まで行う実証事業の第二弾では、対象を飲食店などに拡大し、パーティションの撤去や大皿での料理提供なども店の判断でできることになります。
県は結果を踏まえ、緩和した感染対策の基準を示すことにしています。