甲府・県立美術館と県立文学館は15日、同館の一部展示を夜間に観覧できる「ナイトミュージアム」を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休館で芸術や文化鑑賞の機会が減ったため、夜間にも「芸術の秋」を楽しんでもらおうと企画した。 県立美術館は午後6時半から開催し、事前予約した16人が参加。開催中の特別展「新版画-笠松紫浪を中心に-」を観覧した。ギャラリートークもあり、希望者には担当学芸員が音声レシーバーを使って見どころを解説した。 来館した甲府市の会社員曽根弥生さん(32)は「日頃は利用することが少なかったが、楽しそうなので気軽な気持ちで参加した。作品について深く知ることができて良かった」と話した。 イベントは今後も開催する予定。県立美術館は11月19日と12月17日、県立文学館は11月19日に行う。いずれも申し込みが必要で、申し込みは美術館が電話055(228)3322、文学館は電話055(235)8080。 一方、考古博物館は10月22日から12月17日までの隔週金曜日午後6~8時に行う。1日4組限定の予約制で、学芸員の解説付き。申し込みは考古博物館、電話055(266)3881。
県立3館で「ナイトミュージアム」(山梨日日新聞)