ワインの新酒「山梨ヌーボー」が解禁となる11月3日、山梨県内33のワイナリーなどが集まり、同県昭和町のイトーヨーカドー甲府昭和店で解禁セレモニーを開く。例年、東京・日比谷公園などで大規模なイベント「山梨ヌーボーまつり」を開いているが、新型コロナウイルス第6波の感染拡大が懸念されるため、2020年に続き中止とし、代替開催する。
セレモニーには山梨県のワイン県副知事に就任している日本ソムリエ協会の田崎真也会長が登場する。併せて、33のワイナリーなどが約60銘柄のワインをそろえ、11月8日まで販売会を開く。期間中は感染対策をして有料での試飲もできるが、感染防止のため会場内は100人程度に制限するという。
山梨ヌーボーは日本固有のブドウの品種である「甲州」と「マスカット・ベーリーA」で醸造した新酒ワイン。
また、解禁に合わせ、シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー(山梨県甲州市)では11月5~7日、勝沼の11のワイナリーが参加する「勝沼ワイナリーフェスティバル」を開く。現地開催に加え、ライブ配信もする。無料のコンテンツも用意している。
11ワイナリーの醸造家が日本ワインの楽しみ方を語り合うほか、日本ワインの人気が高まっている英国と中継でつなぐ試みも予定しているという。参加ワイナリーのワインセットなどをオンラインで販売。ワイン片手にライブ配信を楽しむことも可能だ。