山梨県感染症対策センター(山梨県CDC)は11日、県内の9月の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。月別(公表日ベース)では622人と、最多だった8月の2078人に次いで多かった。若年層の比率が高く30代以下が359人と57.7%を占めた。最も多かったのは40代で107人(17.2%)だった。10歳未満は69人と11.1%を占めた。
一方、60代以上は73人で11.7%にとどまった。ワクチン接種が始まる前の1月は全感染者333人のうち60代以上が88人と26.4%を占めていた。山梨県CDCは「高齢者の比率が顕著に下がっており、ワクチン接種の効果が表れていると考えられる」と分析した。
また、9月までの感染者の累計は5114人となり、7~9月の3カ月間だけで3013人と58.9%を占めた。累計では20代が1105人(21.6%)と最も多く、30代の802人(15.7%)、40代の735人(14.4%)が続いた。
10月に入って山梨県では感染者が急減し、1日に12人の感染を公表して以降は1日当たり0~5人にとどまっている。11日も10日に続き感染者はゼロと公表した。