山梨県が富士急行に貸している県有地の問題を巡り、県議会最大会派の自民党誠心会などが県有資産の在り方を議論する議員連盟を立ち上げた。対立する自民党の2つの会派は参加せず、衆議院選挙を前に自民党会派間の溝が深まっている。議員連盟の立ち上げは、富士急行に貸している県有地の問題について集中的に議論する特別委員会が廃止されたことなどを受けた対応だ。県有地を含む県有資産全体の在り方を議論する。7日の設立総会には自民党誠心会や自民党青雲会などから17人が参加した。一方、自由民主党・山梨や自由民主党新緑の会からは1人も参加せず、衆院選を前に対立が深まっている。一方、県議会は7日、新型コロナで打撃を受けた飲食業や観光業者への支援策を盛り込んだ総額約188億円の一般会計補正予算案などを可決し閉会した。
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