アメリカ産スモモの輸入解禁を巡る問題です。
10月7日、農林水産省が山梨県内のスモモ生産者に事前の連絡がなかったことを謝罪しました。しかし農家からは反発する声が相次ぎました。
厳しい口調で産地の窮状を訴えるのは、JAフルーツ山梨管内のスモモの生産者。
アメリカ産スモモの輸入を巡っては今年8月、国が国内のスモモ産地に情報を伝えないまま輸入を解禁したことから、山梨県や県内のJAなどは国に対し強く抗議していました。
こうした状況を受け、7日農林水産省の担当者がJAフルーツ山梨を訪れ情報提供の遅れを謝罪しました。
また対策として農水省側は、スモモの出荷施設の整備やブランド品種への植え替え費用などを支援するとしています。
参加した農家からは「スモモ農家は路頭に迷う」「作物の変更も考えないとならない」などと反発する声が相次ぎました。
この説明会は10月8日、南アルプス市などで行われます。
なお7日は農業の活性化に取り組む県議会の議員連盟が長崎知事に対し、県産スモモの高付加価値化や産地の保護を求める要望書を手渡し、知事は県を挙げて取り組みたいと答えました。