県富士山科学研究所は、ニホンカモシカとニホンジカの生態の違いを分かりやすく紹介する企画展「シカかもしかもカモシカかも」を研究所内で開いている。 パネルを並べ、生息域や好む環境といった基本的な生態を説明。名前に「シカ」が付くことからニホンジカの仲間と勘違いされやすいため、角の形状や体毛の性質など外見上の違いを紹介している。クイズ形式で両種を比較できるコーナーも設けた。 カモシカの実物の毛皮や骨格標本の展示もある。標高が高く食べ物となる植物が少ない富士山で生息するカモシカは個体数が少なく、行動範囲が広いといった特徴も解説している。 スタッフは「カモシカとシカの違いや、富士山にもカモシカが生息しているということを知る機会にしてほしい」と話している。 10月24日まで。入館無料。月曜日休館。午前9時~午後5時(最終入館4時30分)。
シカ、カモシカ違いは?(山梨日日新聞)