富士吉田市下吉田3丁目の小室浅間神社で19日、800年の歴史があるとされる「流鏑馬祭り」(同実行委など主催)が開かれた。 武芸の流鏑馬とは異なり、馬が走った後に馬場に残ったひづめの跡で吉凶を判断する神事。神職らは1週間前から身を清める儀式「潔斎」を行い臨んだ。 この日は約200メートルの馬場に3カ所の的が用意され、馬上の射手が矢を放ちながら駆け抜けた。その後、占人がひづめの跡を確認し、争いや火事などの凶事が起こらないかを占った。 実行委の田村佳益委員長(74)は「伝統継承のために、後継者の育成に力を入れたい」と話した。
伝統の流鏑馬 吉凶はいかに(山梨日日新聞)