県が９月県議会に提出する補正予算案の概要が固まった。新型コロナの感染拡大で客足が減少している飲食店や観光業者への支援策を盛り込むなど、新型コロナ関連の事業が中心となっている。予算案の概要は７日、県が県議会側に説明した。一般会計補正予算案の総額は約１８７億円となっている。中心街の飲食店や代行業者の資料映像具体的な事業では新型コロナ感染拡大の影響を受ける飲食店を支援するため、グリーン・ゾーン認証を取得した飲食店に対し、飲食代が実質２０％オフとなるキャンペーンを行う。１２月からの開始を見込んでいる。また、運転代行業者が利用料金の割引キャンペーンを行う場合、事業者に対する助成を行う。酒類の提供禁止で影響を受ける卸売業者に対しても支援金を支給する方針だ。観光業者への支援策としては、冬の誘客促進につなげるため県産品を使った創作料理の開発を進めるほか、グリーン・ゾーン認証施設を利用するなど、県の基準を満たしたツアーを企画、販売した旅行代理店などに対し助成を行う。一方、ワクチン接種率が低い傾向にある１８歳から３９歳の若年層の接種を促進するため、接種後に特典を設けるなどの事業費を計上する。県議会議事堂９月県議会は２１日に開会する予定だ。
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