ひっ迫する医療提供体制を受け、山梨県は8月31日から新たな宿泊療養施設を稼働させると発表しました。
病床使用率が緩和され、医療機関の負担軽減に繋げます。
長崎知事は30日の臨時の会見で、山梨県内の感染状況について、感染者数が減少傾向にあるものの、病床などの使用率が高い水準にあり、引き続き最大限の警戒感を持って対応すると述べました。
そして31日から山梨県内4か所目の宿泊療養施設を稼働させると発表しました。
新たに稼働するのは中央市の「ホテルルートイン山梨中央」で、最大137部屋での受け入れが可能で、報道陣に公開されました。
ここは富士河口湖町の宿泊療養施設と同様に、山梨大学医学部附属病院の協力のもと、医師と看護師が常駐し、各フロアに診察室が設けられ点滴や酸素吸入などを行える医療強化型の施設になります。
山梨県内の宿泊療養施設の受け入れ可能部屋数は、これで673部屋となり、病床など使用率は現在の77.5パーセントから67パーセントに減少し、医療機関の負担軽減にも繋がるとしています。
また山梨県は他にも2つの施設を、速やかに開設できるよう調整しているということです。