新型コロナの国の経済支援策を悪用した疑いです。
収入が減った世帯に貸し付ける緊急小口資金など合わせて475万円を騙し取ったとして暴力団員の男6人が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、稲川会佐野組の大石アキラ容疑者など32歳から61歳の指定暴力団員の男6人です。
大石容疑者ら6人は、去年、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯に貸し付ける緊急小口資金と、主に失業者向けの総合支援資金、合わせて475万円を騙し取った疑いです。
この制度は、暴力団員は利用できませんが、警察は6人が暴力団員であることを隠して申請したとみています。
6人は、警察の調べに対して「自分は暴力団員ではない」などと供述しているということですが、警察は8月5日、甲府市の指定暴力団、稲川会佐野組の事務所を家宅捜索し、詐欺容疑の裏付け捜査をしています。