富士山の夏山シーズンがきょう終了しました。山梨県側は今年から通行料を導入し登山者を1日4000人までに規制しましたが、4000人に達した日は1日もありませんでした。
夏山シーズン最終日となった山梨県側の富士山5合目では10日午後、登山客が続々と下山してきました。
登山客は:
「頂上まで行きました。私の好きなサンシャイン」
「(頂上の景色が)きれいだった。(Q.来年も登りたい?)ギブで。ちょっとキツイです」
山梨県側では混雑や弾丸登山を防ぐため今年から1日の登山者を4000人までとし、5合目に設置したゲートを午後4時から翌日午前3時まで閉鎖し、登山者を規制しました。
また対策費用などとしていわゆる入山料とは別に1人2000円の通行料を徴収しました。
10日午後4時にゲートが閉鎖され夏山シーズンが終了しましたが、県によりますと今シーズンに5合目のゲートを通過した人は14万1400人となりました。
最も多かったのは9月7日土曜日の3382人で、上限の4000人を超えて登山規制が行われた日は1日もありませんでした。
去年、富士吉田市が6合目で確認した1日の登山者が4000人を超えた日は5日あり、ゲートの設置は混雑の緩和に一定の効果があったと見られます。
県富士山保全・観光エコシステム推進グループ 岩間勝宏推進監:
「特に弾丸登山が疑われる夜間の登山者、昨年比で言うと95%大幅に減っているという事で、非常に大きな成果だと考えている。しっかり登山者数はコントロールができたと考えている」
来年以降は静岡県も山梨と同じような登山規制を行うことを検討しています。
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