企業側は人手不足が大きな課題となっていますが、その解消に向けた取り組みです。
山梨県富士吉田市のホテルにAI(人工知能)を活用した無人の土産物店がオープンしました。
富士吉田市にあるハイランドリゾートホテルの土産物店です。2月に店員を配置しない無人の24時間営業にリニューアルしました。
土産品に加え、ホテルで調理した11種類の冷凍食品を販売していますが、最大の特徴は・・・
大塚記者:
こちらのお店、このように商品をもってレジに近づくとこのように金額が表示されます。
天井に設置された37のAI搭載カメラや陳列棚のセンサーが手に取った商品の種類や個数を識別します。
そして決済エリアに行くと合計金額が瞬時に表示される仕組みで、決済前に商品を持ってゲートを出ることはできません。
このシステムは東京のTOUCH TO GOが開発し、都内の一部のコンビニなどでも導入されているということです。
富士急行 企画部 小笠原颯さん:
「今回導入した目的は、観光業で最近社会問題になっている人手不足への対応というものが一番のきっかけになりました」
ホテル側は無人土産店の導入で最大3人のスタッフを配置する必要がなくなりました。
またセルフレジは英語や中国語など5つの言語が選択できるため、外国人観光客に対応しやすいこともメリットです。
小笠原さん:
富士山エリアでは海外のお客の需要が増えていて、(システム導入で)世界中の皆さんにより楽しんでいただけるような魅力的なエリアつくれたらと思います。
富士急グループは今後、他のホテルやキャンプ場でもこのシステムの導入を検討しています。
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