南アルプス市にある国の重要文化財安藤家住宅で、江戸時代から昭和にかけてのひな人形が展示されています。
ズラリと並ぶひな人形は全て地域の方から寄贈されたもの。なんと約300体が展示されています。
南アルプス市にある安藤家住宅では、4月8日まで「ひなまつり」の展示が行われています。
展示されている中で最も古いのは、江戸時代後期のものとされる「享保雛」です。
端正な顔だちのものが多く、豪華な着物や飾りがみどころです。
また江戸から大正時代にかけて作られた山梨独自の「横沢びな」には今年初公開のものもあり、「城」や「鯛」、「玉手箱」など縁起のよいものが飾られていて、これらがセットで残っているものは数少ないということです。
さらに昭和の中頃まで流行した豪華な御殿飾り雛なども展示され、時代で変わるひな人形を楽しむことができます。
南アルプス市教育委員会 野中弘幸さん:
「山梨ならではのひな人形やさまざまなひな人形がこの伝統的な住宅に飾られているので、ひな祭り独特の華やかな雰囲気と合わせてお楽しみいただければと思う」