山梨県は観光地や救急医療への活用で、次世代の空のインフラ整備の可能性を探っています。
その最新技術となる人を乗せた空飛ぶクルマを紹介するイベントが、昭和町で始まりました。
清水祐甫記者:
「空飛ぶクルマは1人乗りで、コックピットはコンパクトな設計」
イオンモール甲府昭和で始まったイベントは、空の移動革命の技術を知ってもらおうと県が企画しました。
会場には福島県の開発メーカーの協力で、空飛ぶクルマが展示されています。
小型飛行機に似たこのクルマは電気を動力にした33個のプロペラで飛行し、最大時速は約200km、価格は6000万円です。
訪れた人たちはコックピットに座り、次世代の移動手段のイメージを膨らませていました。
訪れた人は:
「自由に空を飛んで自分の見たい景色が見られて色んなところに行けたらいい」
「山梨は雪が降ると動けなくなるので、これだったら簡単に移動できそうだし良いなと思いながら見ていた」
会場では、特殊のゴーグルをつけて空飛ぶクルマに乗った感覚を仮想現実として体験できるほか、離着陸場の模型なども展示され、18日まで開催されています。
かつて県が補助金を出した空飛ぶバイクの開発会社は経営破たんしましたが、県は空中インフラの整備はビジネスチャンスと捉えていて、企業の参入を後押ししていく考えです。
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