世界一の急加速がウリの富士急ハイランドの『ド・ドドンパ』。利用者が相次いで大ケガをしているが、新たに骨折などを訴える相談が、8件寄せられていることが分かった。 ◇山梨県にある富士急ハイランドのジェットコースター『ド・ドドンパ』は、世界一の急加速がウリの人気アトラクションだ。しかし、去年12月から今月2日の間に利用した30代~50代の男女4人が首や胸などを骨折するなど、最大全治3か月の大ケガをする事故が起きていたことを山梨県が発表した。山梨県は、事故があった場合、速やかに報告をするよう求めていたというが、今回明らかになった事故について、富士急ハイランドからの報告はなかったという。富士急ハイランドは、「警察には報告していたが、原因究明のため県への報告が遅れた。調査には全面的に協力したい」と話している。さらに富士急ハイランドが相談窓口を設置したところ、新たに8人から骨折などの申し出があったという。発射からわずか1.56秒で時速180kmに到達する『ド・ドドンパ』は、乗車の際に、「走行中、前かがみになりますと首などを痛める危険性があります」とアナウンスがされている。富士急ハイランドは今回、事故でケガをした人のうち3人が前傾姿勢で乗車をしていたとして、姿勢が原因の可能性があると説明。ただ、因果関係はまだ確認できていないという。今月1日に『ド・ドドンパ』に乗ったという人は、次のように話す。「ちょっとでも(頭を)浮かせていると、加速の時に頭を打ったりして痛いですね。(Q:ケガまではいかないけど?)はい、でもそこで思いっきり、顔を少し前に出したりとかしていたら、ちょっとケガはしそうだなとは思いますけど」『ド・ドドンパ』は、当面の間、運休するという。(23日放送『news zero』より)
元記事を読む