山梨県富士吉田市で、市民向けに学校給食の試食会が行われました。
子どもたちの成長に欠かせない給食ですが、ここにも値上げの波が押し寄せています。
魚やみそ汁など、栄養バランスの取れた食事を提供する学校給食。
富士吉田市にある県内最大の学校給食センターでは、13日市民を対象に見学会が行われ、参加者は普段入ることができない施設の内部や大型の調理器具を見学した後、実際に提供されている給食を味わいました。
参加者は:
味はちょうどいいですね。ごはんに合うし。あとは薄味でちょうどいいです。
物価高騰の影響は学校給食にも及んでいます。
センターによりますと、富士吉田市ではこれまで小学生1食あたり240円が基準でしたが、昨年度は1食あたり305円へと、2割以上値上がったということです。
そこで昨年度は、約1000万円の追加予算措置をとった上でゼリーなどのデザートをフルーツに変えたり、値上げが予想される食品を前倒しで購入するなど対策をしました。
富士吉田市学校給食センター 桑原千保所長:
給食の食材は今もなお高騰している。いろいろ工夫して(給食を)実施していきたい。
なお市は、4年前から公立の全ての小中学校の給食費を無料にし、家庭の経済的負担を軽減しています。
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