物価高騰が飲食店に打撃を与えています。
特にキッチンカーを運営する飲食店は、ここにきて値上がりを続けるガソリン価格に頭を抱えています。
山梨県笛吹市の石和町にあるクレープ店、「Carpe diem」です。
約20種類のクレープを販売していて、県内果物を使ったクレープや、チョコバナナクレープなどが人気です。
地域に親しまれる店が今、直面しているのが「食材の値上がり」です。
Carpe diem 高野翔平さん:
全体的に値上がっているなと感じる。
飼料価格の高騰などを背景に8月から265品目の乳製品が値上がりしました。
これに伴い店でもクレープづくりに欠かせない牛乳やバターなどの仕入れ価格がじわじわ上がっていて、8月の原材料費は7月より10%ほど値上がりしたということです。
Carpe diem 高野翔平さん:
牛乳とか卵、クリームとかも最近値上がりしてきてて、クレープを作る上でその辺りが値上がりしてくるとちょっと厳しくなってくる。
さらに、ここにきてガソリン価格の値上がりが止まりません。
県内のレギュラーガソリンの価格は8月ついに180円を突破。
店が5年前から始め、売上が好調なキッチンカー販売にも影響を及ぼし始めました。
Carpe diem 高野翔平さん:
清里とか八ヶ岳に行く時が一番遠い、発電機にもガソリンを使うので特に夏場は冷蔵庫や冷凍庫の発電量が多くなるのでガソリンの使用量も増える。
店は包装紙やアイスのカップを、安く仕入れるなど経営努力で、クレープの値上げを最小限に抑えています。
Carpe diem 高野翔平さん:
地域の人たちが来やすくなる金額で調整して頑張っていければと。
終わりが見えない物価とガソリン価格の高騰。地域に親しまれる店の経営は厳しさが増す一方です。
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