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2023/02/06 ,

サントリー、山崎などウイスキー蒸溜所改修 100億円で

サントリー、山崎などウイスキー蒸溜所改修 100億円で

サントリーは1日、ウイスキーの品質を高めるため、山崎蒸溜所(大阪府島本町)と白州蒸溜所(山梨県北杜市)を改修すると発表した。2年で計100億円を投じる。2023年は同社がウイスキー製造を始めて100年にあたる。節目の年に大規模投資に踏み切る。
山崎蒸溜所は「フロアモルティング」と呼ばれる伝統的な製麦工程が可能なスペースを設ける。品質研究のための小型蒸留施設「パイロットディスティラリー」にも、直火加熱と電気式加熱が可能な蒸留釜を導入する。
白州蒸溜所ではフロアモルティングに加え、発酵工程で使う酵母を培養する設備を導入する予定。見学施設も改修する。両施設とも今秋のリニューアル開業を目指す。
6月6日には白州蒸溜所の原酒を使った「サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶」を15万ケース限定で発売する。希望小売価格は税抜き600円で、同社の「角ハイボール缶」の約3倍の価格になる。秋には山崎蒸溜所の原酒を使った商品も発売する予定。
サントリーは1923年に山崎蒸溜所でウイスキーづくりを始めた。高度経済成長に伴う日本の洋酒文化の浸透に貢献した。「ジャパニーズウイスキー」の評価も高まり、ウイスキーの輸出額は20年に日本酒を上回り、22年は560億円だった。
ウイスキーは熟成に時間がかかるため増産が難しい。国内外で評価が高まり、一部商品は供給不足に陥っている。今回の投資には増産の設備投資は含まれていない。鳥井信宏社長は「熟成させる樽(たる)は増やしており、徐々に供給は増える。ただ、需要と供給のアンバランスから商品が手に入りにくい状況は続く」と話した。

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