山梨市南の差出磯大嶽山神社(松田公仁宮司)は、お多福の面をくぐって招福を祈る節分行事「お多福受け神事」を行っている。新型コロナウイルス感染拡大防止策として設置期間を延ばし、分散して参拝するよう呼びかけている。 神社によると、お多福の面は高さ2・6メートル、幅2・5メートル。節分に合わせて境内の鳥居に設置し、参拝者がお多福の口を3回くぐり、招福や厄よけを祈る。 県内で感染者が急増する中、分散して多くの人に参拝してもらおうと、お多福の面は2月28日まで設置。期間中の参拝者には福豆を配布している。今年はお多福の面をモチーフにしたお守りも作製し、面を設置している期間限定で販売している。1個800円。 松田宮司は「訪れた人たちにたくさんの福が舞い込むことを願っている」と話している。
お多福くぐり福願う山梨・差出磯大嶽山神社(山梨日日新聞)