株式会社大和書房(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 靖)は『愛しい小酌 12か月のささやかなお酒と肴』(寿木 けい 著)を2022年10月21日に発売いたします。
寿木さんは「酒を飲む理由には、三種類あるように思う」と言います。
ひとつめは、自然に誘われて。
ふたつめは、心が熟したとき。
みっつめは、心が乾いたとき。
ふたつめとみっつめの間にある、なんでもないような日に、冷蔵庫を覗いて、手を動かし、あるものでちょっと飲む。人生の小休止のようにお酒を楽しむ「小酌(しょうしゃく)」のアイディアが、本書にはたくさん登場します。
それは料理というより、薄く切ったり、残ったおかずを盛り付け直したり、ちょっと「ととのえる」程度のこと。
栄養バランスからも段取りからも自由になって肴の準備をしたら、飲みたいお酒と合わせて自分だけの小酌を始める……そんなふうに寿木さんが日々楽しんできた即興のお酒と肴を、歳時記とともに12か月分紹介しています。
小酌には、「少人数で集まって飲む」という意味もあります。
本書では気の置けない友人を招いてひらく小さな宴会のためのコースも紹介しています。
春は、ぐんぐん伸びる旬をつかまえて。
夏は、ずっしり滴る野菜の力強さを感じて。
秋は、豊かな野山と海の恵みを取り入れて。
冬は、晴れやかな気分を映す色と香りを楽しんで。
それぞれの季節にぴったりの4つのコースが登場します。
ほかにも、お酒にまつわる6篇の随筆やおすすめのカクテルの作り方、酒器選びの視点などのコラムも掲載。
いつもの家飲みをちょっと楽しくするようなヒントが見つかるはずです。【目次】
春夏秋冬のおもてなし
12か月の肴
お酒のはなし
【著者略歴】寿木 けい(すずき けい)
エッセイスト、料理家。大学卒業後、編集者として働きながら執筆をはじめる。
著書に『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』(河出書房新社)、
『土を編む日々』(集英社)、『泣いてちゃごはんに遅れるよ』(幻冬舎)など。
富山県砺波市出身。25年間の東京生活を経て、2022年から山梨在住。
【書籍概要】
書名:愛しい小酌 12か月のささやかなお酒と肴
著者:寿木 けい
出版年月日:2022/10/21
判型・ページ数:四六版変・208ページ
定価:1650円(税込)
発行元:株式会社 大和書房 https://www.daiwashobo.co.jp/
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