外国人観光客の受け入れ手続き再開後、県内でもツアー客が姿を見せ始めている。28日には富士河口湖町の大石公園に香港のツアー客15人が訪れ、見頃を迎えたラベンダーと富士山の共演を満喫していた。黄靄儀さん(50)は「日本が大好き。円安でもあり、今行くしかないと思った。晴れた日の富士山が見られてうれしい」と笑顔を見せた。
同町には2019年、延べ約70万人の外国人が宿泊したが、コロナ禍で20年は約10万人、21年は約1万人にまで減少していた。
町観光連盟の山下茂代表理事は「徐々にでも外国人客が戻り始めているのは良い傾向だ」と期待を寄せた。