ゴールデンウイーク後半に入った3日、五月晴れが広がる富士山麓(さんろく)の山梨県富士河口湖町本栖では、「富士芝桜まつり」(実行委員会主催)に多くの観光客が詰めかけた。首都圏周辺で最大級の約50万株が植えられたシバザクラは、厳しい寒さを乗り越えて小さくても生き生きと咲き、見ごろを迎えた。
コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻の中、今年のスローガンは「こころに、ピンクのしあわせ。」。今年から会場の一角に、絵本の世界を楽しめる「ピーターラビット イングリッシュガーデン」がオープン。約300種の草木を楽しめるほか、カフェやショップ、ギャラリーもお目見えした。
開催期間は29日まで。開花状況の確認はまつりホームページで。事務局は0555・89・3031。【小田切敏雄】