サクランボ産地の南アルプス市で、農家がサクランボの授粉作業に追われている。 同市上今諏訪の観光農園「フルーツバスケット・原」では12日、高級品種「紅秀峰」や「佐藤錦」など数品種の作業を行った。代表の原昌仁さん(64)ら3人が毛ばたきを使って花粉を丁寧に花のめしべに付けていた。畑にはミツバチが放たれ、受粉を手助けしていた。 原さんによると、今年は昨年より10日ほど遅い4日に開花。作業は4月中旬まで行われ、摘果作業などを経て、5月下旬~6月上旬に収穫を迎える。原さんは「良い天気が続いているので、このまま順調に育ってほしい」と話している。
サクランボ甘く実って(山梨日日新聞)