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2022/04/08 ,

「山中湖産ワイン」生産へ 高冷地での醸造用ブドウ栽培 山梨

「山中湖産ワイン」生産へ 高冷地での醸造用ブドウ栽培 山梨

 標高1000メートルの高冷地に位置する山梨県山中湖村でワインの醸造用ブドウの栽培作業が始まる。十勝ワインの産地として知られる北海道・池田町で開発された耐寒性品種を導入し3年後の収穫を目指して高冷地での本格的なワイン生産に乗り出す。村のワイン造りの歴史は約20年になるが、高冷地だけに醸造ブドウの栽培に苦労を重ねてきた。村では池田町の指導を受けながら「山中湖村産特別ワイン」事業に取り組む。【小田切敏雄】
 醸造用ブドウ畑となるのは「山中湖花の都公園」内の約6ヘクタール。公園事業のために村が借り上げた土地で、富士山を正面に見る景観にも恵まれた場所だ。
 5月に池田町で開発された品種「山幸(やまさち)」を500本植える予定で3年後には収穫したい考えだ。山幸は日本のワイン品種として「甲州」「マスカット・ベーリーA」に続く国内3番目の品種として登録されている。
 ブドウ栽培と村の基幹産業である観光を結びつけようと「富士のふもと山中湖村農泊推進協議会」(事務局・山中湖村観光協会内)が「醸造用ブドウ畑開墾農作業と山梨ワイン試飲セミナーモデルツアー」を3月27日に開催。東京、神奈川など首都圏を中心に約20人が参加し、「東夢ワイナリー」(甲州市勝沼町)の荒澤秀樹社長らの指導で午前中はスコップや剪定(せんてい)ばさみ、のこぎりなどで枝や幹の切断や根を掘り、ブドウ畑を整備した。午後からは荒澤社長を講師に「山梨ワイン試飲会・ワインセミナー」も開かれた。
 同協議会では「山中湖産『山幸』を使ったワインづくりに挑戦する夢をかかげ、共感いただける人々とともにブドウづくり栽培から事業を進めていきたい」としている。

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