「宝石の街・甲府」として多くの人に店や工房などを訪れてもらおうと、甲府市は「こうふジュエリーマップ」を作成した。マップで観光客や市民に広く知ってもらい、甲府の地場産業である宝飾業界をさらに盛り上げる狙いがある。
甲府市は、古くから水晶の研磨産業がさかんで、今は企画、デザインから、研磨、彫刻、加工など全工程の事業者がそろっている。
一方で、ジュエリーの街としてはあまり知られておらず、宝石を買える店やジュエリー作りを体験できる工房の場所もわかりにくかった。
マップには、甲府商工会議所や県水晶宝飾協同組合を通じて集めた、観光客などにも対応できる店や工房など63事業者の情報を掲載。青色は販売店、紫色はミュージアムなどと色分けし、それぞれ「リフォーム対応」や「体験や工房見学」「ショップ」などのアイコンもつけた。
大きさはB3判。折りたたんだ表紙には、研磨から加工、消費者の手に届くまでの工程がかわいらしいイラストで描かれている。
市は7000部製作し、市商工課やJR甲府駅南口にある市観光案内所などで配布している。今後、市のホームページにも掲載する予定だ。