甲州市の松里地区の特産品、枯露柿(ころがき)の出荷が12月6日に始まりました。
今年は天候に恵まれ、甘みが凝縮した仕上がりとなりました。
県内の枯露柿の8割の生産を占める甲州市松里地区。
実が大きい「甲州百目(こうしゅうひゃくめ)」でつくった枯露柿の出荷が始まりました。
共選所では6日朝、JAの検査員が、農家から持ち込まれた枯露柿の色や形を見定め、3つのランクをつけて出荷作業を進めていました。
JAフルーツ山梨によりますと、今年は7月の長雨で柿の数は減ったものの、実の一つ一つに栄養が届いたため、大玉が多いということです。
また柿を乾燥させる11月に良く晴れて、適度に雨が降ったことで、甘味が凝縮した上質な仕上がりとなりました。
「干し柿の中でも最高峰の枯露柿。
技術と気候が作り出した伝統的な枯露柿を、贈り物として贈ってほしい」(JAフルーツ山梨・枯露柿部 窪田幸唯部会長)
枯露柿は、JAフルーツ山梨の直売所や東京都内の百貨店などで1箱5000円から販売され、品質によっては、1万円を超えるものもあるということです。