富士河口湖町在住の障害のある人の作品を一堂に集めた「第2回障がい者作品展」(町障害者福祉会主催)が30日まで、町役場1階エントランスホールで開かれている。同町河口に在住する「ピエロを描く洋画家」として知られる八木道夫さんのピエロシリーズ「遊園地」、「新しい出発(小径)」や「朝陽(あさひ)の富士(忍野村)」など約70点が展示されている。
1947年、静岡県焼津市出身で生まれつき耳が聞こえない八木さんは、喜怒哀楽を示すピエロの人形を題材として画家としてスタートしたという。作品は、日仏現代美術展でのフィガロ賞をはじめ、国内外で評価され、NPО法人日本聴覚障害者芸術協会会長も務めている。